きょうは朝から常陸秋そばを挽き始める。
この時期は挽いている側から見ても、品質は北海道新そばのほうが良いとみるが、一点だけ、16年産常陸秋そばのほうが優れている点がある。
確か、去年の11月頃のこの日記でも書いたと思うが、それは、『そばの香りとコク』である。
昨年11月に収穫された常陸秋そばが10ヶ月もの間、蔵、実際には低温恒湿倉庫で保管されて、いよいよ熟れてきた証である。香りとコクが最高潮に達しているのだ。
これもあと1ヶ月が限界で、それを過ぎると埃くささ、カビ臭に変わってしまうので今が限界だ。
このことは、蕎麦の持つ澱粉質が湿度40%〜50%、温度18度〜20度に保たれた倉庫で熟成されて旨みも増したわけだ。
蕎麦は発酵食品ではないが、適度な澱粉質をもつために一定した温湿度のもとでは、微妙に変化し、旨みを増すのだろう。くれぐれも気を付けなければならないことは、タイミングを逃すと、カビくささとなってしまうと思われるのでせいぜい、あと一ヶ月が限度だろう。
香りとコク以外、すなわち、みずみずしさとか色合いだとか、光沢だとかは北海道新そばには及ばないので、そのへんのところは理解しないといけない。
ただ、上記のようなことは、キタワセだとか牡丹そばだとか、福井在来種だとか、もちろん輸入物などの元々蕎麦自体にパワー、もしくは、澱粉質の占める割合の少ない品種はあてはまらない。
常陸秋そば、もしくは、信州大蕎麦、宮崎大粒、などに当てはまるものだと思われる。
確かな論拠はないが、私自身の四半世紀にわたる経験値により話している。
そのようなわけで、北海道新そばが出た今でも、常陸秋そばじゃないとダメというお客さんも結構多いので、この時期は必要に応じてこの2種類を挽き分けている。
昼飯はこの前この日記で書いた、下妻市のおいしいラーメン屋さん東京ラーメンドラゴン2号店に行き、食べてきた。
下妻本店は普段は夜間営業のみなので、つくば市にある2号店に行ってきた。
ワンタンメン800円とミニ炙りチャーシュー丼350円を食べてきた。背油の浮いているスープなのだが見た目よりあっさりしていて、なるほど、噂通りのおいしいラーメン屋さんだった。炙りチャーシュー丼もチャーシューを炙ることで旨さ100倍でとてもおいしかった。お代わりしたかったが、カロリーを考えて我慢した。
このように、世間で噂のおいしい外食店にはちょっとした工夫とか、もう一手間掛けるとか、何かのその店独自の裏技があるようだ。
その、ドラゴンの和風麺にはかつおダシが使われているとのことなので、今度はそちらの方を注文してみよう。
とにかく、噂を聞く外食店には一度行って見ないと気が済まない私の習性だ。ただ、近場だけで遠くまで行けないのは残念だが、早く2、3日会社を離れても支障のない会社にしたい。 |