憧れ・・・人にはそれぞれいろんなものに対する憧れをもつ本能があると思う。
憧れを持つことによってやる気が出てきたり、その憧れを目標に変えてそれに向かい努力していき、頑張ってその目標を達成する。憧れをもつことは生きがいを持つ事であり元気のない人が憧れのためにもう一度元気を取り直してその後の人生を有意義なものとする。いずれにしても憧れをもつことはとてもよいことであり、またいつも持ちつづけたいものである。
昨日の日曜日、朝からお天気も良くないし,こちら第二工場直売所担当者も普段から出てもらっているベテランの人なので、私などいなくても今日は大丈夫かなぁと思い、どこへ行こうかいろいろ考えた挙句、どこか有名店へそばでも食べに行こうと決め、出かけることにした。ちなみに弊社は第二工場に直売所ということで 「つくばの里のそば工房」を開いていて男性従業員のほか女性従業員にも交代で日曜日に出勤してもらっている。
さてそういうわけで向かった先は荻窪、本むら庵。
弊社の得意先でもここで修行し、独立して蕎麦屋さんを始めた方が2名ほど居る。その人たちからいろいろ店のうわさは聞いていて、いつかは行ってみようと思い、今回それが実現したわけである。
今回はそういうわけで朝、急に決めたため家を出るのが10時ぐらいになってしまった。私は休みの日に東京へ行くときはたいがい電車を使うことにしている。
理由は車の運転が面倒くさいからである。
11時ごろに土浦駅に着いて運良く21分発のフレッシュひたち号という特急電車があり、これだと途中、停車駅は我孫子だけなのでかなり時間が短縮できて便利だ。
私の住んでいる真壁町から東京へ電車で行く場合には土浦経由で行くか、栃木県の小山経由で行くかの2通りあるのだが今回は急遽決まった有名店めぐりなので時間の早く着く土浦経由とした。
便利なもので11時21分に土浦駅を出て12時45分にはもう荻窪駅の改札を出ていた。さて、荻窪に着いてみたものの店の場所を下調べしないで来てしまったのでどちらの方向にあるのか分からず、さほど駅から遠くはないだろうと思い、タクシーを使うことにした。案の定店は駅から離れておらずワンメーター以内で着いた。 運転手にとってはあまり嬉しくない客だったろうがこちらははじめてなので致し方あるまい。
さて、店。あの神田やぶそばを思わせる重厚な店のつくり。どことなく風格がある。のれんをくぐり中に入るともう1時だというのに15人ぐらいが待合コーナーで待っていた。やはり神田やぶそばと一緒ですごい。もう一人の連れと一緒だったのだが、他のお客たちは結構団体客で、運良く2名の席があいたようで10分と待たずに席につくことができた。接客の人も東京弁をきれいに使い上品でそつがない。
日曜日なのでまずビール。エビスビール。なぜ蕎麦屋でビールを注文すると決まったようにエビスビールなのか?連れも飲むといったので2本注文した。こうなるとなにかつまみ類も注文しなくてはなるまい。件の上品な仲居さんにおすすめのものを聞くとカキ酢と鴨肉の包み揚げというのがよくでるというのでそれを注文した。他にもいろいろあってかなりつまみ類も充実している。この辺が東京の老舗蕎麦屋の原点なのであろう。安居酒屋の冷凍品になれている私などはこのような素材の味を生かした品はとてもおいしく感じビールがはかどりとてもうれしい。
さて肝心のそばは連れが天ぷらそば、2200円也。私がせいろとかも南蛮そば。値段はせいろが680円にかも南蛮が1260円也。東京一流店なのでもちろん量は少ない。高い安いはこの際ナンセンスなので論じるのはやめとしよう。
石臼挽き自家製粉なので殻も少し挽きぐるみ粉を使っているようだ。プチプチとときどき口の中にあたり、この感触がまたたまらない。入口の左側にあった8畳ぐらいある打ち場にてお弟子さんが毎日そばを打っているのであろう。やはり計ったようにきれいに細打ちされている。
北海道大雪山系の玄そば大量入荷との張り紙。 今年の北海道はよくない。かなりよくない。香りもへったくれもない。そういうわけで注文したそばも香りという点ではダメであった。がその他の点でその分を帳消しにしている。老舗有名店の成せる技である。つゆも少々甘めであるがコクがあっておいしく連れ、私共々おつゆを全部飲み干してしまった。ただ、あの大雪山云々といった大きな墨字の張り紙は粉屋の立場から言わせてもらうと今年の北海道はまったくダメなのでもう少し申し訳なさそうに小さめに書いて貼ってくれるといいと思うのであるが・・・余計なお世話か。
このあと、明治神宮大会を見に行った。夏の甲子園の優勝校の駒大苫小牧と山形の羽黒高校の試合をやっていた。私はこの後に行なわれる上武大学と九州産業大学の試合を見たかったのだが連れが寒い、寒いとあまりに言うので早々に引き上げお台場にあるモンスーンカフェというところに行き少々飲み、また食べながら素晴らしい夜景を見て帰路に着いた。とても充実した1日で嬉しかった。
今度は都内M市に住むSさんという方と一緒にやはりどこか蕎麦屋に食べに行こうと思っている。
その方も蕎麦が大好きだと言われたので。その方はいちばん最初に書いたように私の憧れの方で私に生きがいをもたらしている方である。一緒にいってくれるといいのだが・・・。 |